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2010.03.23 Tuesday * | - | - | -
* 子供達の心とともに
我が娘(16ヶ月)のママと数時間はなれる日がやってきた。過去に我が夫が3〜4時間ほど看たことはあったが、友人宅に娘一人を預けるのはまさしくこれが初めて。デビューの日であった。
息子を初めて他人に預かっていただいたのが彼が14ヶ月のとき。そのときの想い出を振り返って少々身震いしそうになったが、娘は娘。第一子のお兄ちゃんとは違う。すでにもまれて逞しいし、二人目だから腫物に触るような育て方はしていない。だいじょうぶ。彼女は見かけ同様軟じゃないぞ。・・・と心に言い聞かせてここ数日を過ごしてきた。

・・・がしかし、前夜は心配でいろいろなことを想像した。転ばぬ先の杖とはいえ、不安に思えば思うほど最悪なケースがイメージとして頭に浮かんでは消える。

まず第一は、友人宅で私ひとりがさあ出よう、という時泣き付かれて号泣。そのまま預けられず彼女と一緒に家に戻る。
第二はわたしが外には出られたは良いが、友達に泣き付いてそのまま数時間泣き止まず。
第三は泣くだけではなく発狂して転げ周りブレイクダンスのように頭を床にこすり付けて号泣。

だいたい、この3パターンがほとんど現実のようにクリアーな映像として私の脳裏に刻み込まれた。
そして当日の朝彼女のご機嫌はすこぶるよろしい。まだ不安は掻き消えていなかったが、にこにこ笑っている彼女を見て「よおしっ」と腹を決めて友人宅へ。母は優柔不断ではいかん。素早い行動が強い母の見せ所(?)だ!

さて、友人宅。やさしい友人は大丈夫大丈夫、と何度も言ってくれて、彼女の子供たちもすぐにおもちゃを出して娘のお世話を始めてくれた。娘もぽーっとしながらもすぐにその場所へ順応したらしく、そのまま私はす〜っとコソドロように外に出た。10秒間ドアの外で聞耳を立ててみた後、車に飛び乗った。は〜っ。



2時間後。



冷や汗をかきながら娘を迎えに行く。友人宅まで車で5分なのだがこの道のりがなんと長く感じたことか。信号待ちでさえ普段よりも長く感じてしまった。
・・・・どきどきしながらドアを開けてもらうと・・・「XXちゃん、今ウンチしてるよ。まだ途中みたいでオムツ代えたくないみたい」と友人。そして「全然泣かなかったし、まったく問題なかったよ。」とも。

え?うそ。泣かなかったの??????

キッチンからひょこひょこっと出てきた娘はにっこり笑って「まみー」と一言。
あ、泣いてない!怒ってない!発狂してない!なぬ?
おまけにリラックしてプープまでもよおしちゃって。このー。
それにしても、ママに久々に会ってなんか感動薄くないかい?
・・・・と、まあ、そこまで求めるのはよしとして。。。。。

私のネガティブな予想は見事にはずれ、娘は思っていた以上に成長していた。しかも、数日前から断乳作戦が始まっており、娘にとっては心身ともにチャレンジの連続であったにちがいない。こんな小さな身体でいろんなことを頑張ってるな、と思うと切なくなった。
息子娘ともども、ゆっくり育ってほしい、と常々願う。でも、ともに暮らしていく中で親の身勝手ともいえるさまざまな状況にどうしても巻き込まなければならない時があり、そういう時は親本意の決断で子供の道を決めなければいけない、という時がある。それが彼らの成長を早めたりする場合もあるだろう。

いちいち、おおげさな。と思うかもしれないが、日常の中で大小100万とある選択の中で親は迷いながら子供のために良かれと思う道を選ぶ。それが良いのか悪いのかは自分流の強い意志があれば他人がどういおうと関係なく、育児は自己流でかまわないのだ、という原点にもどる。

3歳までは誰にも預けずママとぴったんこ、と息子が誕生したときは本気で思っていた。でも経済的にそういう訳にはいかず彼は2歳で保育園に通い始めた。親子そろって毎朝号泣しわたしは仕事の合間にも何度も泣いたりしていた。数週間たってまだ罪悪感にかられながら息子を送迎している私に打って変わって、息子は学校で自分の場所を見つけ他の子供達や先生方との違う社会性を楽しみ始めた。私の子離れできない心だけが未練がましく息子を追いかけて女々しい泣きっ面をあらわしていたように思う。その時に思ったのは子供のことに関して「これ」と決めたら迷わずに飛び込む、ということ。未練がましく優柔不断にあれこれ思っていてはだめなのだ。私の心が子供の心とともに育っていかなければ、と感じたのもそのときだった。

まぁ、そんな深い想い出がありながらも、今回の娘お預けデビューに関して、当時のいろいろな気持ちの揺れを忘れてしまっていたように思う。娘と数時間後に再会したときに感じた彼女の強さをこれからずっと信じていこうと思った。






2009.05.07 Thursday * 23:01 | 育児 | comments(3) | trackbacks(0)
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2010.03.23 Tuesday * 23:01 | - | - | -
Comment
わかります〜。

私も最初にストア内のプレイランドに預けたときは、1人で買い物できてすっごく嬉しかったのと、ちゃんと遊べてるかな〜っていうのと両方思ってましたね。

でもいま10歳。だんだん私がいない時間の方がいいんでしょ〜ね〜。(涙)
| | 2009/05/09 11:30 AM |
家も よかったら お子ちゃま あずかりまっせー。
| くるみ | 2009/05/13 1:46 PM |
一つの問題を超えるとまた次の新たな波がやってきて、でもそういう中で子供とのつきあいを深めていくことは親自身の成長につながるのですよね。「私の心が子供の心とともに育っていかなければ・・・」この言葉、じーんときましたよ。
| タイキー | 2009/05/13 3:37 PM |









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